最大計測距離はゴルフレーザー距離計を選ぶうえで1番重視すべき項目です。ゴルフレーザー距離計の仕様に示される最大計測距離は、大きく反射率が高い等計測しやすい対象物を計測できる数値です。一方、ゴルフプレーで最も使用頻度が高いのがピンフラッグ計測です。ピンフラッグのスティック部分は1㎝程度で反射率も良くはありません。このためピンフラッグを計測できる距離は、最大計測距離の1/4~1/3程度です。つまり最大計測距離300ヤードの距離計だと100ヤード先のピンフラッグも計測できないのです。最大計測距離が長いレーザー距離計はそれだけ高性能のレーザー照射システムや受光センサーを搭載しています。このため、たとえば同じ150ヤードのピンフラッグを計測する場合でも、最大計測距離が長いレーザー距離計の方が早く快適に計測ができます。
平坦なゴルフ場が多い海外ではあまり重視されていませんが、日本では、高低差機能の有無は重要な選択肢となります。高低差機能といっても製品によって表示される計測項目が異なるので要注意です。高低差の数値が表示されずに角度だけが表示されるものがありますが、角度がわかってもどうしたらよいかわかりませんね。また角度センサーは、距離センサーより誤差が大きくなりがちですので誤差の少ない信頼ある製品を選びましょう。新ルールではレーザー距離計の使用が認められることになりましたが、認められたのは2点間の距離計測だけで高低差や角度の計測は認められていません。もちろん、打つべき距離が表示される距離計の使用はルール違反です。高低差機能が付いた距離計でも、それを使用しないモードで使うのであればルール上問題ありません。ルールを順守するから高低差機能を不要と考えるか、練習や下見に高低差機能を使うと考えるか、ルールは関係なく高低差機能を使いたいと考えるか、それはプレーヤー自身の判断です。※ローカルルールで距離計の使用可否について定める場合があります。
ゴルフ距離計の計測しやすさの2番目に重要な項目は光学レンズの倍率です。倍率が高いものは対象物が大きく見えるので計測しやすいのです。眼鏡をかけて使用することを前提にしたレーザー距離計がありますが、眼鏡をしない人もレンズから目を離して使用するように設計されているので光学レンズの倍率より実質的に小さく見えるます。 一般的にレンズの倍率が大きくなると本体も大きくなりますが、PINPOINT Professionalシリーズは8倍レンズながら小型ボディを実現しています。
高低差機能付きのゴルフレーザー距離計は直線距離以外の数値を表示しますが、各製品ごとに計測項目が異なることに注意が必要です。最大手のブッシュネルは高低差を重視しないアメリカの製品だからか、スロープ機能のある製品でも高低差の数値を計測できません。高低差のかわりに角度を表示します。つまり何ヤード打ち上げか何ヤード打ち下ろしかがわからないのです。角度がわかっても困りますね。日本の高低差の多いゴルフ場に最適なPINPOINTシリーズは、高低差機能が充実しています。また、PINPOINTシリーズは、モード切替もシンプル操作。高低差機能のモードでは、直線距離、高低差、角度、水平距離または簡易推奨距離などを測定結果を一括表示します。
最大計測距離同様に、レーザー距離計の基本的な性能を示すものです。計測精度が高いほど、高性能な計測システムを使用しているので、計測が早くスムーズにできます。PINPOINT Lシリーズ、PINPOINT Professional シリーズは、計測単位0.1ヤード、計測精度0.5ヤードを誇ります。
PINPOINTシリーズはゴルフ専門レーザー距離計ブランドとして、多くのゴルファーの声を反映した使いやすさが人気です。計測から表示までの計測スピードがわずか0.3秒、最大計測距離に対するピンシーク可能距離が長い、実質的な倍率が高い、計測項目が多い、小型でコンパクトなどの高い実用性の特長を持っています。一方実用性の低いレーザー距離計も多く市場にあります。代表的なのは、ハンティング(猟)モードやスピード計測などゴルフ用ではない機能をもつものです。ゴルフ用ではないので、ゴルフ用の製品に比べると実用性に難があります。また、高低差を表示せずに角度しか計測できないものや、200gを超える重量のものや大型のものなど、手振れ補正機能つきのものなども実用性が心配です。
多くの方が間違った計測法でうまく計測できずにいます。正しい計測法を知れば、18ホールすべて快適に計測できます!
ピンシーク機能とロックオン機能の仕組みを理解すれば、レーザー距離計は快適に使用できます。
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