ゴルフレーザー距離計は、計測したい対象物に向けて、ボタンを押すだけというシンプルなものですが、正しい計測法や計測の仕組みを理解していないと思ったように計測できません。 計測のコツをつかんで練習をすると、簡単に計測できるようになります。 詳しくは必ず取扱説明書等をよくお読みください。
慣れていない方や正しい計測法を理解していない方は、ピンフラッグがうまく計測できないことがあります。 ピンシーク機能を使えば、直接見渡せるとピンフラッグであれば、18ホールほぼすべて計測できるはずです。(大雨などの特殊な状況を除く) ピンシーク機能のページをご参照ください。
ピンシーク機能を使えば、さほど手振れは気にせずに計測できるはずですが、正しい姿勢や持ち方にすると、より安定して早く計測できます。 手振れ防止のページをご参照ください。
レーザー距離計で計測できない対象物やしにくい対象物などを理解しましょう。
逆に計測しやすい対象物としては、大きくて明るい色の動かない対象物です。
はじめてレーザー距離計を使う方は、コースでご使用の前に、計測の練習をすることをおすすめします。いきなりコースで計測しようとすると、取扱説明書を読みながら進めることは困難でしょうし、同伴者や後続組に配慮する必要があるため、なかなか落ち着いて基本的な事すらできません。 レーザーアキュラシーストア実店舗では、15分間で正しい計測法や仕組みをご紹介していますので、ご自身で習得する場合、コースで使用する前に15~30分の練習は必要だとお考えください。
電池を正しくセットして電源を入れると、ファインダー内に記号や数値などの液晶画面が表示されます。
ファインダーまわりにある視度調整つまみ(リング)を回して、使用者の視力に合わせて調節してください。
視度調整は視力に応じて液晶表示を見えやすく調整するためのものです。ゴルフレーザー距離計にはカメラのような「ピント調整」はありません。視度調整は対象物ごとに変える必要はありません。視度調整についての詳細は取扱説明書をご確認ください。
今度は、100m以上離れた建物や構造物、樹木などを計測してみてください。対象物が遠くなると正確に対象物に向ける必要があるので、手振れにも注意してください。ゴルフレーザー距離計は、ファインダーの中心点に対象物のみを計測します。銃でターゲットを狙うように、ファインダーを対象物の中心に合わせて、計測ボタンを押してください。慣れると数百メートル離れた対象物も瞬時に計測できるようになります。
ピンフラッグを計測するには、これまでと違う方法となります。ピンシーク機能を使います。ピンシーク機能の計測の仕組みを理解し、計測に慣れる必要があります。まず、背景を計測した後に、計測ボタンを押したまま、ピンフラッグを計測するとピンフラッグを計測できたことが認識しやすくなります。ロックオン機能付にレーザー距離計はピンフラッグをとらえた際にロックオン表示します。
ご自宅の近くでは、建物の屋根にあるアンテナや避雷針、あるいは電柱などを計測するとピンフラッグ計測の練習になります。
ゴルフ練習場で計測すると良い練習になります。ただし、ゴルフ練習場は飛ばないボールを使用しているので、ヤード表示は実際より長く表示されています。(例:150ヤードの表示板の実測距離は約120ヤード)
ピンフラッグがあればピンシーク機能を試してください。
上記のピンシーク機能や手振れ防止に気をつけても計測できないときは、下記項目をご確認ください。
・メートル・ヤードの計測単位はあっていますか?
・指やカバーがレンズにかかっていないですか?
・10m以内ではないですか?
・対象物の手前に障害物がありませんか?
・霧や雨ではありませんか?
・ピンフラッグのスティックよりもフラッグの方が計測しやすいです。
・ピンフラッグと同距離と思われる地面や樹木などを計測してみましょう。
・ゴルフ場や練習場の距離表示は実測と違うことが多いことをご理解ください。